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テニスのおじさま 光る汗、増える体重、バックアウトするボレー、それでも何故テニスを続けるのか・・・

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2009年テニス10大ニュース(第1位)

第1位 フェデラー生涯グランドスラム達成
第2位 それぞれの引退
第3位 クライシュテルス全米優勝
第4位 エナン現役復帰
第5位 クルム伊達ツアー優勝
第6位 デルポトロ全米制す
第7位 ウィンブルドン男子決勝 フェデラー vs ロディック
第8位 不況が日本テニス界を直撃
第9位 添田全日本連覇
第10位 錦織けがで長期療養


ここ数年の間のフェデラーの強さは、目をみはるものがありました。はっきり言って生涯グランドスラムを獲得していない事が意外なほどでした。
マッケンローもコナーズも、レンドルもベッカーも、ボルグもエドバーグも、そしてサンプラスも達成でいなかった生涯グランドスラム。全仏を獲りそこなっている人が多いですね。
フェデラーほど、ひたむきにテニスに取り組んでいる人をあまり知りません。トップになってもおごらず、バッドマナーをすることもほとんどありません。対戦相手に敬意を示し、ユーモアのセンスと勤勉さを持ち合わせています。
そういうチャンピオンだからこそ、ぜひとも達成してほしいと思っていました。準決勝でナダルが負けたため、ナダルに勝って記録達成を、と願っていたファンの思いは届きませんでしたが、見事な優勝をみせてくれました。
最近は、攻めのテニスの人があまり上位にいない傾向があります。ナダルやマレー、デルポトロ、ジョコビッチのように、まず鉄壁の守備があり、カウンターで打ち抜く技術をもと選手が多いのです。
そういった中で、オールラウンド攻撃型のテニスはひときわ美しく映ります。ひとつの形の理想形として、生涯グランドスラムにふさわしいプレーヤーだと思います。
その後ウィンブルドンで優勝し、グランドスラム15勝となりこれも記録となりました。これからは、今までのように記録を伸ばすのは難しいかもしれません。でも、これから前人未踏の一人旅が始まるのです。我々はさしずめ、その証人といったところ。その幸せな役どころを、メいっぱい楽しもうではありませんか。
その他テニス | 投稿者 テニスの伯父さま 15:08 | コメント(0)| トラックバック(0)

2009年テニス10大ニュース(第2位)

第2位 それぞれの引退
第3位 クライシュテルス全米優勝
第4位 エナン現役復帰
第5位 クルム伊達ツアー優勝
第6位 デルポトロ全米制す
第7位 ウィンブルドン男子決勝 フェデラー vs ロディック
第8位 不況が日本テニス界を直撃
第9位 添田全日本連覇
第10位 錦織けがで長期療養


当たり前に話ですが、選手はいつか引退します。だから毎年誰かしらが引退し、新勢力が台頭するのです。
09年も印象に残る選手達が引退していきました。
まず、元1位のサフィン。豪快なプレースタイルと過激なパフォーマンスで人々の注目を集めた選手でした。けがなどがあり、ランキングを落としてからは、モチベーションの低下もあったようです。もともと、親から無理やりテニスをやらされた、という思い出を語っていた彼なので、発言がちょっと皮肉ぎみだったりしますが、知的な雰囲気と相まって彼の最大の魅力になっていたと思います。
そのサフィンが苦手としていたのが、サントーロ。サンプラスがマジシャンと命名した選手。ダブルスの名手としても知られています。フォア、バック共にダブルハンドで、スライス、ドロップショット、ロブを同じフォームから繰り出し相手を幻惑させるかのようなテニスが身上。見ていても楽しい選手でした。最後にジャパンオープンに参加してくれたのがうれしかったですね。
国内でも印象的な引退がありました。
女子ではまず杉山選手。グランドスラム62大会連続出場、ダブルスランキング世界1位。フットワークでトップ選手まで上りつめました。小柄な彼女は最後までサーブでは悩みがあったようですが、いつも笑顔でファイトする姿は、好感のもてる選手でした。
森上選手も引退。ここ数年はけが、手術、リハビリの連続で、そのまま引退となってしまったことが残念でなりません。最後の全日本は獲らせてあげたかった。
男子も、本村、岩淵、茶園といった長年日本をけん引してきた選手達が引退しました。茶園選手には、イベントで私のファオハンドを指導してもらいました。彼のスライスパッシングショットはドギモを抜かれました。本村選手には、本来Tシャツ買わないともらえないサインを、ウチの息子に特別してくれたのが思い出。岩淵選手は毎年全日本の試合を応援しにいっていました。
どの選手も長年見ているので、それぞれの思い入れがあります。寂しさを強く感じますが、ありがとうの言葉で送り出したいですね。

その他テニス | 投稿者 テニスの伯父さま 09:51 | コメント(0)| トラックバック(0)

2009年テニス10大ニュース(第3位)

第3位 クライシュテルス全米優勝
第4位 エナン現役復帰
第5位 クルム伊達ツアー優勝
第6位 デルポトロ全米制す
第7位 ウィンブルドン男子決勝 フェデラー vs ロディック
第8位 不況が日本テニス界を直撃
第9位 添田全日本連覇
第10位 錦織けがで長期療養


クライシュテルスの復帰は、非常に好意的に受け止められました。選手仲間でも人格的に人気の高い選手でもあり、プレーもダイナミックで最後まであきらめないで走る姿は、多くのファンを引き付けていました。
引退前の活躍から考えて、ある程度の実力は発揮できるだろうと思っていましたが、まさか全米で優勝してしまうとは・・・。
復帰4大会目で、ようやく試合感が戻ってきた頃でしょうし、グランドスラムという独特の緊張感もあったでしょう。
世界トップレベルのパワーヒッター達に一歩もひけをとらずに戦いぬきました。ママさん優勝者はイボンヌ。グーラゴン以来の2人目だとか・・・。
現役時代何か比較された同国のエナンも復帰を表明しました。クライシュテルス、エナンが現役の頃から強烈なライバルだったウィイリアム姉妹は現在も大きな力をもっています。またあの頃の群雄割拠を見られると思うと楽しみですね。
その他テニス | 投稿者 テニスの伯父さま 19:24 | コメント(2)| トラックバック(0)

2009年テニス10大ニュース(第4位)

第4位 エナン現役復帰
第5位 クルム伊達ツアー優勝
第6位 デルポトロ全米制す
第7位 ウィンブルドン男子決勝 フェデラー vs ロディック
第8位 不況が日本テニス界を直撃
第9位 添田全日本連覇
第10位 錦織けがで長期療養


このニュースは本来、来年のニュースとして扱うべきなのでしょう。実際にエナンが復帰するのは年明けからなのですから。
エナンが突然お引退をしたことを08年の10大ニュースに入れました。その翌年に復帰ニュースを聞けるとは思っていませんでした。去年のコメントに、『彼女なりにやりきったのだと思います』と書きました。でもやりきっていなかったのでしょうか?
クライシュテルスの復帰、全米優勝がかなりのきっかけになっていることは間違いないでしょう。まだ若いし、体力的にも十分に戦っていける自信もあるのだと思います。
そして何よりも、『やりきっていない』ウィンブルドンの優勝。彼女のはっきりと言い切っていますし、それが最大のモチベーションなのでしょう。

引退してからまだ1年半なので、勢力図はそれほど変化していません。ヴォズニアッキが台頭してきたことぐらいでしょうか?かといって、引退前のように、エナンがトップに立てるかというと、ちょっと難しい気がするのです。問題なくトップ10には入ってくるでしょうが、そこからは未知数ですね。小柄な体で、パワー一辺倒でない彼女のテニスは、クルム伊達選手と違う意味で、日本人の活躍できる可能性を示していると思います。
もともと混戦模様の女子テニスですから、エナンの復帰によってますます混迷を深めることになりそうです。
ファンにとっては、女子のトップ争いも目が話せなくなりそうです。
プレー日記 | 投稿者 テニスの伯父さま 11:06 | コメント(0)| トラックバック(0)

2009年テニス10大ニュース(第5位)

第5位 クルム伊達ツアー優勝
第6位 デルポトロ全米制す
第7位 ウィンブルドン男子決勝 フェデラー vs ロディック
第8位 不況が日本テニス界を直撃
第9位 添田全日本連覇
第10位 錦織けがで長期療養


2008年に現役復帰したクルム伊達選手。国内で実績を作り、2009年は海外ツアーに積極的に挑戦しました。正直、どれくらい通じるか不安な声が多かったのですが、試合内容はその不安を払拭して有り余るものでした。序盤で上位シードと当たる不運なドローが続き、結果を残せない時期が続きましたが、テニスの内容として、本人も手ごたえを感じていたのではないでしょうか?
ただ、大事な場面での痙攣がくせになりつつあり、本人もそれが一番不安だったようです。
痙攣の原因と予防のため、海外の専門医のところに出向き、初めて原因が判ったといっていました。あくまで前を向いていく姿勢。これが人を引き付ける彼女の最大の魅力だと、改めて感じた次第です。

テニス内容はいいながら、結果に恵まれなかったクルム選手に、突然大きな結果が出ます。そう、韓国オープンの優勝です。この大会では、クレイバノワ、ハンチコワ、キリレンコ、メディナガリゲスといった、錚々たるメンバーを破っての優勝で、彼女の今の実力を示したものになりました。

パワーテニスに席巻されつつある女子テニス界で、小柄な日本人が活躍する少ない方法として、ライジングを使い相手の時間を奪うことが有効だと以前書きました。
他の日本人選手が低迷していく中、クルム伊達選手は。ライジングの有効性を実証しているようにも思えます。
2010年の活躍が楽しみです。神様、どうかクルム伊達選手に大きな怪我なないようにお守り下さい。
その他テニス | 投稿者 テニスの伯父さま 09:57 | コメント(0)| トラックバック(0)

2009年テニス10大ニュース(第6位)

第6位 デルポトロ全米制す
第7位 ウィンブルドン男子決勝 フェデラー vs ロディック
第8位 不況が日本テニス界を直撃
第9位 添田全日本連覇
第10位 錦織けがで長期療養


ここ数年のグランドスラムの優勝は、全豪で1度ジョコビッチが優勝した以外は、全てフェデラーかナダルが優勝していました。それは、この二人が優れていたからで、そのこと自体に不満があるわけではないけれど、テニスファンとしては、新しい波をどこかで待ち望んでいたのは事実。08年初頭にフェデラーが体調を崩し、それまでの勢いを失いつつありました。同時にマレーが、それまでのテニスにさらにデフェンス力を身につけ、トップ5に安定的に食い込んできました。そこにツアー4週連続優勝の記録を作りトップに踊りこんできたのがデルポトロです。その後トップ10に安定して入っているので、もちろん実力はあったのです。

でも、今年の全米で、フェデラーやナダルでなく、そしてマレーでもない選手が優勝すると誰が予想したでしょう。
08年からのフェデラー、ナダル独占時代が終わったと明確に見せつけた優勝だったと言っていいでしょう。
以前ジャパンオープンに来日していた頃、2年連続で彼の試合を観戦しましたが、最初の年と比べると、フォアとサーブが強力になり、攻めが随分早くなりました。当時はアルゼンチン出身ということもあり、クレーコーターかと思わせるような、カウンター待ちテニスの印象があったのです。
年末のATPツアーファイナルでの決勝は、デルポトロとダビデンコです。ナダルとマレーはラウンドロビンで、フェデラーは準決勝で敗れています。
男子テニスは実力が伯仲し、先の読めない展開になりそうです。ファンとしては、ひとつひとつの大会が、目が離せない大会になりそうです。
その他テニス | 投稿者 テニスの伯父さま 21:00 | コメント(0)| トラックバック(0)

2009年テニス10大ニュース(第7位)

第7位 ウィンブルドン男子決勝 フェデラー vs ロディック
第8位 不況が日本テニス界を直撃
第9位 添田全日本連覇
第10位 錦織けがで長期療養

08年のウィンブルドン男子決勝は、フェデラーvsナダルとなり、ファイナルセットでナダルが優勝しました。フェデラーの連覇は5でストップとなったわけですが、2人のライバル関係にすがすがしさを感じ、感動したものです。
80年のマッケローvsボルグを上回るのではないか、と言われる去年の決勝だったわけですが、今年の決勝も昨年に引けをとらない接戦となりました。競り具合でいえば今年のひうが上!

ご存知のように、フェデラーがファイナルセット16-14で取り優勝したわけですが、それまでの対戦世成績では、ダントツでフェデラー。いつ見てもロディックはフェデラーの引き立て役のような試合しかできていませんでした。(失礼!)
コーチがラリー・ステファンキになり、一発勝負が少なくなった反面、ネットの取り方は随分工夫が見られるようになりました。

試合前の予想では、フェデラーが一方的に勝つ、というものが多かったですが、ロディックはがまんのテニスと、攻める心の両立を実現しました。その姿はひたむきささえ感じました

この試合でフェデラーが1位に返り咲いたとか、グランドスラム16勝目だとかではなく、この試合そのものにニュースバリューがあると感じたランクインです。
その他テニス | 投稿者 テニスの伯父さま 18:07 | コメント(0)| トラックバック(0)

2009年テニス10大ニュース(第8位)

第8位 不況が日本テニス界を直撃
第9位 添田全日本連覇
第10位 錦織けがで長期療養

日本経済は不況の真っ只中。どの企業も先行きの見えない現状にあえいでいます。日本のテニスも企業の力添えで成り立っている側面が大きく、この多大な影響が出た年となりました。

毎年観戦に行っているテニス日本リーグ。プロが戦う団体戦という面白い大会なのですが、男子優勝チームのミキプルーンが撤退を表明しました。それも優勝の祝勝会の場で選手に通達されたとか・・・。右近監督のコメントも苦しげでした。前年、MVP選手に選出された松井選手が、受賞スピーチで、各企業に対し『選手は必死です。ぜひ来年もここにいる選手との契約をお願いします』とコメントしていたことが思い出されます。
女子も競合の荏原はリーグ撤退しました。なんとも寂しい限りです。

今年は大阪に引越ししたのですが、観戦を楽しみにしていた大阪フューチャーズが早々に中止決定しました。
20年続いたイザワクリスマスオープンも中止。選手たちの中でも最も評判の良かった大会。全日本をスキップしてこちらに出た事のある選手もいたとか。

これからもっともっと厳しくなるのでしょうか?

日本のテニス選手は、世界で100位以内にならないと厳しいといわれています。全日本のシングルスタイトルの賞金でも300万円。確かに少なすぎます。
世界で通用するくらい強くならなければ、サポートも付かないという厳しい世界であることは承知していますが、観戦の機会を失われることに寂しさを感じてしまう09年でした。
その他テニス | 投稿者 テニスの伯父さま 17:19 | コメント(0)| トラックバック(0)

09年テニス10大ニュース(第9位)


第9位 添田全日本連覇
第10位 錦織けがで長期療養

昨年の全日本で添田選手がようやく優勝し、これで思い残すことなく、世界へ行ってください、なんて書いた覚えがあります。順調にランキングも伸ばし、100位くらいまで上がって、あと一息というところで息切れ。体調不良による棄権負けなどが何度かあり、モチベーションもかなり下がってしまったとか。当然ながらランキングもじりじりと下降し、170位程度まで落ちました。
錦織が怪我の療養中なので、結果的に日本人NO1の地位を取り戻したことにはなりますが、本人も納得の奪回ではなかったはずです。

秋口より精神的にも充電が完了し、以前の添田選手に戻りつつあります。体と心両方の疲れが一気に出ていたのでしょう。

添田選手にとって全日本は大きなモチベーションだったと思います。今年は残念ながら観戦できませんでしたが、TVで応援しました。私の会社の同僚が、高校時代添田選手と一緒にSSCで練習していたという事もあり、特に思い入れがあるのです。

じっくりランキングを上げていくタイプの選手だと思いますので、2010年度が楽しみです。
その他テニス | 投稿者 テニスの伯父さま 16:42 | コメント(0)| トラックバック(0)

09年テニス10大ニュース(第10位)

ずいぶん久しぶりの更新となります。
近畿地区に引越しがあり、環境がかわりました。
大阪フューチャーズやイザワクリスマスが中止になり、楽しみにしていたテニス観戦の機会が激減。残念ですが、恒例のテニス10大ニュースだけでもやってみます。
あくまで独断と偏見に満ちたランキングですのであしからず。

第10位 錦織けがで長期療養

このニュースはいいニュースではないので、入れることにためらいはあったのですが、やはり大きなショックを受けた情報だったので、あえてランクインさせました。
全豪のころから肘の不調は伝えられていましたが、疲労性のもの、とされていました。
よくよく調べてみたら骨に異常があったとの事。
正直な感想として、『今までどんな診療してたんだ?』。
錦織の活躍が伝えられていた頃、中学進学をせずにテニス留学したことや、その後の活躍で、メンタルや食事、トレーニングにわたり、それぞれの専門化からなる『チーム錦織』が結成されている事などが紹介されていました。
そんな専門家が、何ヶ月にもわたり、骨の異常を発見できなかったの?と思ったわけです。
でも、今更何を言っても遅いわけですので仕方ないですが・・・。
才能を並び賞されていたデルポトロは全米を獲りました。
焦りもあるでしょうが、数年先に今年を振り返って、あの時の休息があったから、その後の活躍があった、と思えるようになればいいですね。
全豪、ほんと間に合うのかなぁ・・・。
その他テニス | 投稿者 テニスの伯父さま 12:34 | コメント(0)| トラックバック(0)
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