2008年11月30日
2008年10大ニュース(第10位)
独断と偏見の08年10大ニュースです。あくまで個人としてインパクトのあったニュースですのであしからず。
10位 添田豪 全日本選手権制す
ここ数年毎年にように優勝候補筆頭にあげられながら、タイトルを逃してきた添田選手ですが、ついにタイトルを獲得しました。
2005年の決勝でファイナルセットタイブレークで岩淵選手に負けて以来、決勝にも進出できずにいました。しかし、その間、日本第一人者の地位はしっかりと築いており、世界ランクでも日本人トップの位置をキープしていたのです。
08年になり、錦織選手の活躍があり、日本人トップは譲るかたちとなりましたが、錦織選手のランキングを追うように、自身のランクを上げていき、年初200位くらいのランキングを自己最高の115位までアップさせています。(11/30現在119位)
ストロークを主体としたプレースタイルですが、特に両手打ちのバックハンドとリターンが武器。ここ数年は、持ち味のカウンターショットのみならず、早い攻めからのネットフ°レーも増えてきました。
全日本と獲ったことで、もう国内に心残りはないでしょう(笑)。安心して世界で活躍してください。
09年は錦織選手とセットで名前を聞くことができる選手になるよう応援してきます。
10位 添田豪 全日本選手権制す
ここ数年毎年にように優勝候補筆頭にあげられながら、タイトルを逃してきた添田選手ですが、ついにタイトルを獲得しました。
2005年の決勝でファイナルセットタイブレークで岩淵選手に負けて以来、決勝にも進出できずにいました。しかし、その間、日本第一人者の地位はしっかりと築いており、世界ランクでも日本人トップの位置をキープしていたのです。
08年になり、錦織選手の活躍があり、日本人トップは譲るかたちとなりましたが、錦織選手のランキングを追うように、自身のランクを上げていき、年初200位くらいのランキングを自己最高の115位までアップさせています。(11/30現在119位)
ストロークを主体としたプレースタイルですが、特に両手打ちのバックハンドとリターンが武器。ここ数年は、持ち味のカウンターショットのみならず、早い攻めからのネットフ°レーも増えてきました。
全日本と獲ったことで、もう国内に心残りはないでしょう(笑)。安心して世界で活躍してください。
09年は錦織選手とセットで名前を聞くことができる選手になるよう応援してきます。
2008年11月22日
慶応チャレンジャー観戦
慶応チャレンジャー観戦してきました。
準決勝2試合です。
先週全日本を制した添田選手対ニールセン選手が第一試合。
試合そのものは添田選手のペースなのですが、添田選手も序盤はあまり調子が上がらず、ファーストセットはタイブレークで落としました。第二セット以降、添田選手のプレーが安定し、取り返す。ニールセン選手はフラストレーションに耐え切れず、冷静さを失ったこともあり、プレーにムラがありました。サービスゲームで0-40からいいプレーを連発してみたり・・・。添田は一体何本ブレークポイントがあったんでしょう。とれたのは2ゲームでした。ファイナルでもワンブレークアップのサービング・フォア・マッチでマッチポント4本目でようやく勝利。
第二試合は韓国NO1のイ・ヒュンタク対グロス選手。
イ選手はTVでしか見たことなかったので楽しみでした。去年は世界36位まで上がった選手。今は130位台だけど力はある選手です。
グロス選手は初めて見ました。とにかくサーブがすごい。
初めて見るフルタイム・サーブ&ボレーです。ファーストセットだけで何本エースとったでしょう。
サーブ&ボレーのスタイルはファーストサーブが入っているうちは、なんでこんなに強い選手が、チャレンジャーに出てるんだろう、なんて思ってしいます。
ストロークは、すべてのショットがウィンナー狙いのような、ハードショット。約半数がミス。つなぎのボールは一切なし。試合展開早い、早い。
第一セットはグロスの7-5。
第二セット以降。イ選手のリターンが合ってきたとと、グロス選手のファーストサーブの確率が落ちたことで、イ選手の6-3.
ファーストが入らないサーブ&ボレーを見ていると、弱そうに見えてしまいます。なんともいい加減な観察眼です。
イ選手は、いわゆる大人のテニスですな。テニスをプレーしている人でないとわからないような、玄人好みのショットが多い。クロスに打つ構えでストレートにパスを打ったり。スピンのかけ具合を調節して、わざと浮き玉で、一番遠いコースのパスを打ったり・・・。
第3セットは終始イ選手のペースでみごと勝利を飾りました。
明日は添田選手対イ選手の決勝。楽しみです。
準決勝2試合です。
先週全日本を制した添田選手対ニールセン選手が第一試合。
試合そのものは添田選手のペースなのですが、添田選手も序盤はあまり調子が上がらず、ファーストセットはタイブレークで落としました。第二セット以降、添田選手のプレーが安定し、取り返す。ニールセン選手はフラストレーションに耐え切れず、冷静さを失ったこともあり、プレーにムラがありました。サービスゲームで0-40からいいプレーを連発してみたり・・・。添田は一体何本ブレークポイントがあったんでしょう。とれたのは2ゲームでした。ファイナルでもワンブレークアップのサービング・フォア・マッチでマッチポント4本目でようやく勝利。
第二試合は韓国NO1のイ・ヒュンタク対グロス選手。
イ選手はTVでしか見たことなかったので楽しみでした。去年は世界36位まで上がった選手。今は130位台だけど力はある選手です。
グロス選手は初めて見ました。とにかくサーブがすごい。
初めて見るフルタイム・サーブ&ボレーです。ファーストセットだけで何本エースとったでしょう。
サーブ&ボレーのスタイルはファーストサーブが入っているうちは、なんでこんなに強い選手が、チャレンジャーに出てるんだろう、なんて思ってしいます。
ストロークは、すべてのショットがウィンナー狙いのような、ハードショット。約半数がミス。つなぎのボールは一切なし。試合展開早い、早い。
第一セットはグロスの7-5。
第二セット以降。イ選手のリターンが合ってきたとと、グロス選手のファーストサーブの確率が落ちたことで、イ選手の6-3.
ファーストが入らないサーブ&ボレーを見ていると、弱そうに見えてしまいます。なんともいい加減な観察眼です。
イ選手は、いわゆる大人のテニスですな。テニスをプレーしている人でないとわからないような、玄人好みのショットが多い。クロスに打つ構えでストレートにパスを打ったり。スピンのかけ具合を調節して、わざと浮き玉で、一番遠いコースのパスを打ったり・・・。
第3セットは終始イ選手のペースでみごと勝利を飾りました。
明日は添田選手対イ選手の決勝。楽しみです。
2008年11月18日
全日本選手権観戦(その3)
日曜日の観戦についてです。
まずは男子シングルス決勝、添田選手対伊藤選手。
昨年から伊藤選手の試合を見始めましたが、強くなりましたね。
サーブもよくなったし、フォアの強さはそのままに、粗さがなくなってきました。
個人的には添田選手を応援してました。とっくに獲ってもよかったタイトルです。彼は世界に近いところにいる選手。とっとと全日本とちゃって、心おきなく世界にチャレンジしてほしい。
試合は一進一退の攻防。サーウはほぼ互角。ストロークも総合力では互角でしょう。カウンター狙いの添田に対し、伊藤はエンドラインからでも決められるフォア。
セットオールの4オールから添田がブレイクし、そのまま逃げ切りましたが、添田は終盤、やや攻めが弱気だったように思います。
でも、ずっと応援してきた選手だし、勝った瞬間の彼の涙は、こちらも感動しました。
女子ダブルス決勝は、伊達・藤原VS米村姉妹。このペアたちの1回戦を9日にみたんですよね。両ペアともよくぞ1週間勝ち続けてくれました。
米村妹がブレーキだったかな。ダブルスは二人とも調子がいいってことはあまりないんで。たまたまでしょう。伊達・藤原が優勝しましたが、正直いって、初戦のほうが出来はよかったと思います。特に藤原選手。
二人ともネットに詰める女子ダブルスを、もっと日本女子は見習ったほうがいいと思いました。
男子ダブルス準決勝、伊藤・クオンVS加藤・杉山。いつも通り加藤選手の熱いプレーに観客は大喜び。あれもプロの仕事ですね。伊藤選手のダブルスは初めて見ました。これからもがんばってね。
時間がなくて、ここで帰りました。最後のダブルス決勝は、岩淵・松井が伊藤・クオンを下して優勝してました。伊藤選手、1日3試合お疲れ様でした。
1つのトーナメントに3回観戦に行ったのは初めて。選手が勝ち上がっていく様がよくわかって楽しい1週間でした。
さあ、つぎは来週の慶応チャレンジャーだ。
まずは男子シングルス決勝、添田選手対伊藤選手。
昨年から伊藤選手の試合を見始めましたが、強くなりましたね。
サーブもよくなったし、フォアの強さはそのままに、粗さがなくなってきました。
個人的には添田選手を応援してました。とっくに獲ってもよかったタイトルです。彼は世界に近いところにいる選手。とっとと全日本とちゃって、心おきなく世界にチャレンジしてほしい。
試合は一進一退の攻防。サーウはほぼ互角。ストロークも総合力では互角でしょう。カウンター狙いの添田に対し、伊藤はエンドラインからでも決められるフォア。
セットオールの4オールから添田がブレイクし、そのまま逃げ切りましたが、添田は終盤、やや攻めが弱気だったように思います。
でも、ずっと応援してきた選手だし、勝った瞬間の彼の涙は、こちらも感動しました。
女子ダブルス決勝は、伊達・藤原VS米村姉妹。このペアたちの1回戦を9日にみたんですよね。両ペアともよくぞ1週間勝ち続けてくれました。
米村妹がブレーキだったかな。ダブルスは二人とも調子がいいってことはあまりないんで。たまたまでしょう。伊達・藤原が優勝しましたが、正直いって、初戦のほうが出来はよかったと思います。特に藤原選手。
二人ともネットに詰める女子ダブルスを、もっと日本女子は見習ったほうがいいと思いました。
男子ダブルス準決勝、伊藤・クオンVS加藤・杉山。いつも通り加藤選手の熱いプレーに観客は大喜び。あれもプロの仕事ですね。伊藤選手のダブルスは初めて見ました。これからもがんばってね。
時間がなくて、ここで帰りました。最後のダブルス決勝は、岩淵・松井が伊藤・クオンを下して優勝してました。伊藤選手、1日3試合お疲れ様でした。
1つのトーナメントに3回観戦に行ったのは初めて。選手が勝ち上がっていく様がよくわかって楽しい1週間でした。
さあ、つぎは来週の慶応チャレンジャーだ。
2008年11月16日
全日本選手権観戦(その2)
15日、16日と全日本選手権を有明で観戦してきました。
まずは、15日の様子を・・・。
女子決勝は、クルム伊達VS瀬間友利加でした。
伊達選手は、その特徴的なライジングショットを語られることが多いので、ライジングショットそのものが彼女のプレースタイルのように思われていすフシもあります。しかしライジングショットは、プレースタイルを確立する方法のひとつにすぎません。では伊達選手はライジングショットを軸にしてどういうプレースタイルを選択しているのか。
それは、「先に攻める」ということ。ライジングで打って、相手が戻る時間を奪い、追い詰めていくわけです。これほど攻めが早い選手は、日本には見当たりません。
現代女子テニスに不可欠ともいわれるパワー系ハードヒットに、小柄な日本人が対抗するには、最も有効と思っているスタイルです。
この日の試合ですが、伊達のライジングショットはフラット系のため、糸を引くように相手コートに深く入っていきます。スピン系ですと浅くなりがちですが、深く入るフラットは相手にとってとてもやっかいな球です。
瀬間選手も、後に体重をかけたまま、こすりあげる打ち方が多かったように思います。瀬間選手としては、もっとじっくり打ち合ってからの展開に持ち込みたかったでしょうが、伊達選手の展開の早さに最後までついていけない感じでした。
38歳にしての優勝は素直に立派ともうしあげましょう。ただ、正直言って、12年ぶりに競技に復帰した37歳が半年練習したとしても、現役選手で止められる人が誰もいないっていうのもちょっとなぁ・・・。
男子準決勝、岩淵VS添田、伊藤VS守屋でした。
岩淵VS添田は3年前の決勝カード。ファイナルタイブレーク8-6で岩淵が優勝したシーンを思い出します。今年もその時を彷彿とさせる好試合。
岩淵の試合巧者bりもみものでしたが、添田の、勝ちたい気持ちの勝利でした。
今大会の台風の目となっている18歳高校生、守屋選手の挑戦です。
すごい打ち合いでした。ただ、第一セットはお互い様子見なのか、ひたすら打ち合うだけ。すごくうまい人が1面打ちの練習をやってるみたいな・・。
ちょっと飽きてきたところで第二セット。守屋選手がドロップショット見せたり、伊藤選手がサーブ&ボレーをみせたりして試合に変化が出てきました。最後は伊藤選手が勝ちましたが、彼を本気にさせた守屋選手、これから楽しみです。AIG予選ではいいところがなかったけれど、先日の有明フューチャーズを観戦したときは準優勝していたし、ひょっとすると09年ブレイクするかも?
日曜の内容は明日にでも書きます。
まずは、15日の様子を・・・。
女子決勝は、クルム伊達VS瀬間友利加でした。
伊達選手は、その特徴的なライジングショットを語られることが多いので、ライジングショットそのものが彼女のプレースタイルのように思われていすフシもあります。しかしライジングショットは、プレースタイルを確立する方法のひとつにすぎません。では伊達選手はライジングショットを軸にしてどういうプレースタイルを選択しているのか。
それは、「先に攻める」ということ。ライジングで打って、相手が戻る時間を奪い、追い詰めていくわけです。これほど攻めが早い選手は、日本には見当たりません。
現代女子テニスに不可欠ともいわれるパワー系ハードヒットに、小柄な日本人が対抗するには、最も有効と思っているスタイルです。
この日の試合ですが、伊達のライジングショットはフラット系のため、糸を引くように相手コートに深く入っていきます。スピン系ですと浅くなりがちですが、深く入るフラットは相手にとってとてもやっかいな球です。
瀬間選手も、後に体重をかけたまま、こすりあげる打ち方が多かったように思います。瀬間選手としては、もっとじっくり打ち合ってからの展開に持ち込みたかったでしょうが、伊達選手の展開の早さに最後までついていけない感じでした。
38歳にしての優勝は素直に立派ともうしあげましょう。ただ、正直言って、12年ぶりに競技に復帰した37歳が半年練習したとしても、現役選手で止められる人が誰もいないっていうのもちょっとなぁ・・・。
男子準決勝、岩淵VS添田、伊藤VS守屋でした。
岩淵VS添田は3年前の決勝カード。ファイナルタイブレーク8-6で岩淵が優勝したシーンを思い出します。今年もその時を彷彿とさせる好試合。
岩淵の試合巧者bりもみものでしたが、添田の、勝ちたい気持ちの勝利でした。
今大会の台風の目となっている18歳高校生、守屋選手の挑戦です。
すごい打ち合いでした。ただ、第一セットはお互い様子見なのか、ひたすら打ち合うだけ。すごくうまい人が1面打ちの練習をやってるみたいな・・。
ちょっと飽きてきたところで第二セット。守屋選手がドロップショット見せたり、伊藤選手がサーブ&ボレーをみせたりして試合に変化が出てきました。最後は伊藤選手が勝ちましたが、彼を本気にさせた守屋選手、これから楽しみです。AIG予選ではいいところがなかったけれど、先日の有明フューチャーズを観戦したときは準優勝していたし、ひょっとすると09年ブレイクするかも?
日曜の内容は明日にでも書きます。
2008年11月16日
全日本選手権観戦(その2)
15日、16日と全日本選手権を有明で観戦してきました。
まずは、15日の様子を・・・。
女子決勝は、クルム伊達VS瀬間友利加でした。
伊達選手は、その特徴的なライジングショットを語られることが多いので、ライジングショットそのものが彼女のプレースタイルのように思われていすフシもあります。しかしライジングショットは、プレースタイルを確立する方法のひとつにすぎません。では伊達選手はライジングショットを軸にしてどういうプレースタイルを選択しているのか。
それは、「先に攻める」ということ。ライジングで打って、相手が戻る時間を奪い、追い詰めていくわけです。これほど攻めが早い選手は、日本には見当たりません。
現代女子テニスに不可欠ともいわれるパワー系ハードヒットに、小柄な日本人が対抗するには、最も有効と思っているスタイルです。
この日の試合ですが、伊達のライジングショットはフラット系のため、糸を引くように相手コートに深く入っていきます。スピン系ですと浅くなりがちですが、深く入るフラットは相手にとってとてもやっかいな球です。
瀬間選手も、後に体重をかけたまま、こすりあげる打ち方が多かったように思います。瀬間選手としては、もっとじっくり打ち合ってからの展開に持ち込みたかったでしょうが、伊達選手の展開の早さに最後までついていけない感じでした。
38歳にしての優勝は素直に立派ともうしあげましょう。ただ、正直言って、12年ぶりに競技に復帰した37歳が半年練習したとしても、現役選手で止められる人が誰もいないっていうのもちょっとなぁ・・・。
男子準決勝、岩淵VS添田、伊藤VS守屋でした。
岩淵VS添田は3年前の決勝カード。ファイナルタイブレーク8-6で岩淵が優勝したシーンを思い出します。今年もその時を彷彿とさせる好試合。
岩淵の試合巧者bりもみものでしたが、添田の、勝ちたい気持ちの勝利でした。
今大会の台風の目となっている18歳高校生、守屋選手の挑戦です。
すごい打ち合いでした。ただ、第一セットはお互い様子見なのか、ひたすら打ち合うだけ。すごくうまい人が1面打ちの練習をやってるみたいな・・。
ちょっと飽きてきたところで第二セット。守屋選手がドロップショット見せたり、伊藤選手がサーブ&ボレーをみせたりして試合に変化が出てきました。最後は伊藤選手が勝ちましたが、彼を本気にさせた守屋選手、これから楽しみです。AIG予選ではいいところがなかったけれど、先日の有明フューチャーズを観戦したときは準優勝していたし、ひょっとすると09年ブレイクするかも?
日曜の内容は明日にでも書きます。
まずは、15日の様子を・・・。
女子決勝は、クルム伊達VS瀬間友利加でした。
伊達選手は、その特徴的なライジングショットを語られることが多いので、ライジングショットそのものが彼女のプレースタイルのように思われていすフシもあります。しかしライジングショットは、プレースタイルを確立する方法のひとつにすぎません。では伊達選手はライジングショットを軸にしてどういうプレースタイルを選択しているのか。
それは、「先に攻める」ということ。ライジングで打って、相手が戻る時間を奪い、追い詰めていくわけです。これほど攻めが早い選手は、日本には見当たりません。
現代女子テニスに不可欠ともいわれるパワー系ハードヒットに、小柄な日本人が対抗するには、最も有効と思っているスタイルです。
この日の試合ですが、伊達のライジングショットはフラット系のため、糸を引くように相手コートに深く入っていきます。スピン系ですと浅くなりがちですが、深く入るフラットは相手にとってとてもやっかいな球です。
瀬間選手も、後に体重をかけたまま、こすりあげる打ち方が多かったように思います。瀬間選手としては、もっとじっくり打ち合ってからの展開に持ち込みたかったでしょうが、伊達選手の展開の早さに最後までついていけない感じでした。
38歳にしての優勝は素直に立派ともうしあげましょう。ただ、正直言って、12年ぶりに競技に復帰した37歳が半年練習したとしても、現役選手で止められる人が誰もいないっていうのもちょっとなぁ・・・。
男子準決勝、岩淵VS添田、伊藤VS守屋でした。
岩淵VS添田は3年前の決勝カード。ファイナルタイブレーク8-6で岩淵が優勝したシーンを思い出します。今年もその時を彷彿とさせる好試合。
岩淵の試合巧者bりもみものでしたが、添田の、勝ちたい気持ちの勝利でした。
今大会の台風の目となっている18歳高校生、守屋選手の挑戦です。
すごい打ち合いでした。ただ、第一セットはお互い様子見なのか、ひたすら打ち合うだけ。すごくうまい人が1面打ちの練習をやってるみたいな・・。
ちょっと飽きてきたところで第二セット。守屋選手がドロップショット見せたり、伊藤選手がサーブ&ボレーをみせたりして試合に変化が出てきました。最後は伊藤選手が勝ちましたが、彼を本気にさせた守屋選手、これから楽しみです。AIG予選ではいいところがなかったけれど、先日の有明フューチャーズを観戦したときは準優勝していたし、ひょっとすると09年ブレイクするかも?
日曜の内容は明日にでも書きます。
2008年11月09日
全日本選手権観戦
今日から開催の全日本選手権。初日はダブルスサンデーといって、ダブルスのシード選手がメインに登場する日です。有明まで家族で行ってきました。
第一試合で茶園・井藤組が負けたのは意外でした。というより比嘉・篠川組がいいゲームをしたからでしょう。比嘉選手は小柄で、前から興味があったのですが、動きも素早いし、見ていて楽しい選手でした。
第二試合は、愚息のお目当て、岩淵・松井VS坂野・山田。さすがに第一シードは横綱相撲で、まったく危なげない試合運びでした。
第三試合は女子ダブルスで、米村姉妹が勝ったのですが、ちょっと雑な試合でした。お互いダブルフォルトが多いし、チャンスボールのミスも多い。初戦なので力が入ったのでしょうか。次に期待です。
第四試合は私のお目当ての女子ダブルス、奈良・土居VS伊達・藤原。奈良・土居は世界で活躍するトップジュニアで、奈良16歳、土居17歳。初めて見るので楽しみでした。
練習のときから見ていて、高校生とは思えない、ものすごいストロークにびっくり。いったいどういう試合になるんだろう・・・。ストロークの打ち合いになれば、一方的にはならないだろうから、競るだろうか・・・。
試合を見ていて思ったこと。やはりテニスの試合は戦術面が大きいということ。
サーブはみんな互角。もちろんストロークも大きな差はない。リターンも、振り切っていく若者組に対し、合わせていくベテラン組という差はあっても、まあ互角。
それなのに、6-2、6-2というスコアでベテランが完勝したのか。
伊達・藤原はサーブゲームはセカンドでもサーブ&ボレー。リターンゲームでもほとんどリターン&ダッシュ。
若者組はそのはやい展開に対応できていなかった。そして、今日は藤原選手が素晴らしかった!先日の韓国でも組んでいるので、息もぴったり。見ていて本当に楽しい試合でした&勉強になりました。
来週末も観戦予定です。寺地選手が引退なので、ぜひ見たいのですが・・・。
第一試合で茶園・井藤組が負けたのは意外でした。というより比嘉・篠川組がいいゲームをしたからでしょう。比嘉選手は小柄で、前から興味があったのですが、動きも素早いし、見ていて楽しい選手でした。
第二試合は、愚息のお目当て、岩淵・松井VS坂野・山田。さすがに第一シードは横綱相撲で、まったく危なげない試合運びでした。
第三試合は女子ダブルスで、米村姉妹が勝ったのですが、ちょっと雑な試合でした。お互いダブルフォルトが多いし、チャンスボールのミスも多い。初戦なので力が入ったのでしょうか。次に期待です。
第四試合は私のお目当ての女子ダブルス、奈良・土居VS伊達・藤原。奈良・土居は世界で活躍するトップジュニアで、奈良16歳、土居17歳。初めて見るので楽しみでした。
練習のときから見ていて、高校生とは思えない、ものすごいストロークにびっくり。いったいどういう試合になるんだろう・・・。ストロークの打ち合いになれば、一方的にはならないだろうから、競るだろうか・・・。
試合を見ていて思ったこと。やはりテニスの試合は戦術面が大きいということ。
サーブはみんな互角。もちろんストロークも大きな差はない。リターンも、振り切っていく若者組に対し、合わせていくベテラン組という差はあっても、まあ互角。
それなのに、6-2、6-2というスコアでベテランが完勝したのか。
伊達・藤原はサーブゲームはセカンドでもサーブ&ボレー。リターンゲームでもほとんどリターン&ダッシュ。
若者組はそのはやい展開に対応できていなかった。そして、今日は藤原選手が素晴らしかった!先日の韓国でも組んでいるので、息もぴったり。見ていて本当に楽しい試合でした&勉強になりました。
来週末も観戦予定です。寺地選手が引退なので、ぜひ見たいのですが・・・。