2009年12月31日
2009年テニス10大ニュース(第1位)
第1位 フェデラー生涯グランドスラム達成
第2位 それぞれの引退
第3位 クライシュテルス全米優勝
第4位 エナン現役復帰
第5位 クルム伊達ツアー優勝
第6位 デルポトロ全米制す
第7位 ウィンブルドン男子決勝 フェデラー vs ロディック
第8位 不況が日本テニス界を直撃
第9位 添田全日本連覇
第10位 錦織けがで長期療養
ここ数年の間のフェデラーの強さは、目をみはるものがありました。はっきり言って生涯グランドスラムを獲得していない事が意外なほどでした。
マッケンローもコナーズも、レンドルもベッカーも、ボルグもエドバーグも、そしてサンプラスも達成でいなかった生涯グランドスラム。全仏を獲りそこなっている人が多いですね。
フェデラーほど、ひたむきにテニスに取り組んでいる人をあまり知りません。トップになってもおごらず、バッドマナーをすることもほとんどありません。対戦相手に敬意を示し、ユーモアのセンスと勤勉さを持ち合わせています。
そういうチャンピオンだからこそ、ぜひとも達成してほしいと思っていました。準決勝でナダルが負けたため、ナダルに勝って記録達成を、と願っていたファンの思いは届きませんでしたが、見事な優勝をみせてくれました。
最近は、攻めのテニスの人があまり上位にいない傾向があります。ナダルやマレー、デルポトロ、ジョコビッチのように、まず鉄壁の守備があり、カウンターで打ち抜く技術をもと選手が多いのです。
そういった中で、オールラウンド攻撃型のテニスはひときわ美しく映ります。ひとつの形の理想形として、生涯グランドスラムにふさわしいプレーヤーだと思います。
その後ウィンブルドンで優勝し、グランドスラム15勝となりこれも記録となりました。これからは、今までのように記録を伸ばすのは難しいかもしれません。でも、これから前人未踏の一人旅が始まるのです。我々はさしずめ、その証人といったところ。その幸せな役どころを、メいっぱい楽しもうではありませんか。
第2位 それぞれの引退
第3位 クライシュテルス全米優勝
第4位 エナン現役復帰
第5位 クルム伊達ツアー優勝
第6位 デルポトロ全米制す
第7位 ウィンブルドン男子決勝 フェデラー vs ロディック
第8位 不況が日本テニス界を直撃
第9位 添田全日本連覇
第10位 錦織けがで長期療養
ここ数年の間のフェデラーの強さは、目をみはるものがありました。はっきり言って生涯グランドスラムを獲得していない事が意外なほどでした。
マッケンローもコナーズも、レンドルもベッカーも、ボルグもエドバーグも、そしてサンプラスも達成でいなかった生涯グランドスラム。全仏を獲りそこなっている人が多いですね。
フェデラーほど、ひたむきにテニスに取り組んでいる人をあまり知りません。トップになってもおごらず、バッドマナーをすることもほとんどありません。対戦相手に敬意を示し、ユーモアのセンスと勤勉さを持ち合わせています。
そういうチャンピオンだからこそ、ぜひとも達成してほしいと思っていました。準決勝でナダルが負けたため、ナダルに勝って記録達成を、と願っていたファンの思いは届きませんでしたが、見事な優勝をみせてくれました。
最近は、攻めのテニスの人があまり上位にいない傾向があります。ナダルやマレー、デルポトロ、ジョコビッチのように、まず鉄壁の守備があり、カウンターで打ち抜く技術をもと選手が多いのです。
そういった中で、オールラウンド攻撃型のテニスはひときわ美しく映ります。ひとつの形の理想形として、生涯グランドスラムにふさわしいプレーヤーだと思います。
その後ウィンブルドンで優勝し、グランドスラム15勝となりこれも記録となりました。これからは、今までのように記録を伸ばすのは難しいかもしれません。でも、これから前人未踏の一人旅が始まるのです。我々はさしずめ、その証人といったところ。その幸せな役どころを、メいっぱい楽しもうではありませんか。
2009年12月31日
2009年テニス10大ニュース(第2位)
第2位 それぞれの引退
第3位 クライシュテルス全米優勝
第4位 エナン現役復帰
第5位 クルム伊達ツアー優勝
第6位 デルポトロ全米制す
第7位 ウィンブルドン男子決勝 フェデラー vs ロディック
第8位 不況が日本テニス界を直撃
第9位 添田全日本連覇
第10位 錦織けがで長期療養
当たり前に話ですが、選手はいつか引退します。だから毎年誰かしらが引退し、新勢力が台頭するのです。
09年も印象に残る選手達が引退していきました。
まず、元1位のサフィン。豪快なプレースタイルと過激なパフォーマンスで人々の注目を集めた選手でした。けがなどがあり、ランキングを落としてからは、モチベーションの低下もあったようです。もともと、親から無理やりテニスをやらされた、という思い出を語っていた彼なので、発言がちょっと皮肉ぎみだったりしますが、知的な雰囲気と相まって彼の最大の魅力になっていたと思います。
そのサフィンが苦手としていたのが、サントーロ。サンプラスがマジシャンと命名した選手。ダブルスの名手としても知られています。フォア、バック共にダブルハンドで、スライス、ドロップショット、ロブを同じフォームから繰り出し相手を幻惑させるかのようなテニスが身上。見ていても楽しい選手でした。最後にジャパンオープンに参加してくれたのがうれしかったですね。
国内でも印象的な引退がありました。
女子ではまず杉山選手。グランドスラム62大会連続出場、ダブルスランキング世界1位。フットワークでトップ選手まで上りつめました。小柄な彼女は最後までサーブでは悩みがあったようですが、いつも笑顔でファイトする姿は、好感のもてる選手でした。
森上選手も引退。ここ数年はけが、手術、リハビリの連続で、そのまま引退となってしまったことが残念でなりません。最後の全日本は獲らせてあげたかった。
男子も、本村、岩淵、茶園といった長年日本をけん引してきた選手達が引退しました。茶園選手には、イベントで私のファオハンドを指導してもらいました。彼のスライスパッシングショットはドギモを抜かれました。本村選手には、本来Tシャツ買わないともらえないサインを、ウチの息子に特別してくれたのが思い出。岩淵選手は毎年全日本の試合を応援しにいっていました。
どの選手も長年見ているので、それぞれの思い入れがあります。寂しさを強く感じますが、ありがとうの言葉で送り出したいですね。
第3位 クライシュテルス全米優勝
第4位 エナン現役復帰
第5位 クルム伊達ツアー優勝
第6位 デルポトロ全米制す
第7位 ウィンブルドン男子決勝 フェデラー vs ロディック
第8位 不況が日本テニス界を直撃
第9位 添田全日本連覇
第10位 錦織けがで長期療養
当たり前に話ですが、選手はいつか引退します。だから毎年誰かしらが引退し、新勢力が台頭するのです。
09年も印象に残る選手達が引退していきました。
まず、元1位のサフィン。豪快なプレースタイルと過激なパフォーマンスで人々の注目を集めた選手でした。けがなどがあり、ランキングを落としてからは、モチベーションの低下もあったようです。もともと、親から無理やりテニスをやらされた、という思い出を語っていた彼なので、発言がちょっと皮肉ぎみだったりしますが、知的な雰囲気と相まって彼の最大の魅力になっていたと思います。
そのサフィンが苦手としていたのが、サントーロ。サンプラスがマジシャンと命名した選手。ダブルスの名手としても知られています。フォア、バック共にダブルハンドで、スライス、ドロップショット、ロブを同じフォームから繰り出し相手を幻惑させるかのようなテニスが身上。見ていても楽しい選手でした。最後にジャパンオープンに参加してくれたのがうれしかったですね。
国内でも印象的な引退がありました。
女子ではまず杉山選手。グランドスラム62大会連続出場、ダブルスランキング世界1位。フットワークでトップ選手まで上りつめました。小柄な彼女は最後までサーブでは悩みがあったようですが、いつも笑顔でファイトする姿は、好感のもてる選手でした。
森上選手も引退。ここ数年はけが、手術、リハビリの連続で、そのまま引退となってしまったことが残念でなりません。最後の全日本は獲らせてあげたかった。
男子も、本村、岩淵、茶園といった長年日本をけん引してきた選手達が引退しました。茶園選手には、イベントで私のファオハンドを指導してもらいました。彼のスライスパッシングショットはドギモを抜かれました。本村選手には、本来Tシャツ買わないともらえないサインを、ウチの息子に特別してくれたのが思い出。岩淵選手は毎年全日本の試合を応援しにいっていました。
どの選手も長年見ているので、それぞれの思い入れがあります。寂しさを強く感じますが、ありがとうの言葉で送り出したいですね。