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08年テニス10大ニュース(7位)

7位 ウィンブルドン決勝・世紀の名勝負
8位 若手の台頭
9位 ビョークマン引退
10位 添田豪 全日本選手権制す


長いウィンブルドンの歴史の中で、名勝負と言われる試合は数多くあります。その名勝負の中で筆頭格として挙げられるのが、80年のボルグVSマッケンローの決勝です。
第4セットのタイブレークは、いまだ語り草となっており、すでに伝説化しているといっても過言ではありません。
鉄壁のストロークのボルグ対俊敏なボレーのマッケンロー、冷静沈着なボルグ対感情むき出しのマッケンロー。テニスという競技は、対戦者同士のプレーのコントラストを楽しむものだ、との意見にも大いに賛同できます。
しかし、多くの人が、08年ウィンブルドンは80年決勝を凌ぐほど素晴らしい決勝だった、との声が上がりだしました。ご存知の通り、ファイナルセットでナダルフェデラーを下した試合です。ストローカー・ナダル対オールラウンド・フェデラーですので、コントラスト面でも楽しめました。
試合そのものも、もちろん素晴らしいものでしたが、数年間トップ争いでしのぎを削ってきたライバル同士が、お互いを尊敬し合いつつ、全力でプレーしている姿が感動を呼んだのではないでしょうか?
ライバル関係でありながら、尊敬し合うという関係はこれまでほとんどありませんでした。
アガシとサンプラスは近いものがありましたが、お互いに距離を置いていたようですし・・・。
マッケンローとコナーズはお互いを憎みあうほどの関係でした。
ナダルは勝利後こう語っています。
「僕はたまたま1回優勝しただけ。ロジャーは5回だよ。やっぱり王者はロジャーだよ」。
このすがすがしいライバル関係を讃える意味で、世紀の名勝負と言っていいでしょう。
その他テニス | 投稿者 テニスの伯父さま 12:51 | コメント(0) | トラックバック(0)
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